Ensoniq Fizmo Rack エンソニック フィズモ ラック

トランスウェイヴシンセサイザーの中古品です。
画像の通りですが、E-muとくっついた後のエンソニックのシンセです。
話によると当初はモデリングシンセを目指していたのだがウェイヴテーブル方式に転向したとかなんとか。
迷走している感じがあるのですが音はとても素晴らしいです。

久しぶりに音を出しましたが名器だと思います。面白い。
例えばWaldorfのウェイヴテーブルものを入手してみて案外キレイ目な世界だと感じたあなた。Fizmoはガツンときますよ。
アメリカンな若干ガサツな感じの音が浮遊していくという珍しい世界。
乱暴な男が抱える複雑な内心という感じです。

ただし２オシ、４レイヤーを駆使したプリセットは複雑怪奇でエディットしていると容易に自分がどこにいるか分からなくなります。
とにかくディスプレイが狭く情報量としてはヒントだけって感じで、かつての音色エディット理路整然だったエンソニックの矜持はどこに行ってしまったのかと恨み言を唱えたくなる。そんな不親切さです。

エフェクターも内蔵していて質感としてはこのシンセの持ち味に合致していて魅力を増幅してくれますが、エディットはできないです。

やはりこのシンセはプリセットを下列の「F」「I」「Z」「M」「O」ノブで捻りまくって良い気持ちに浸るという遊び方なのかもしれません。
この“FIZMO”ノブは単一パラメーターを動かした以上の設定がされているものがあるようで意外な変化をする場合もあって面白いです。

かなりマニア向けのシンセであって台数も少ないということですが興味を惹かれた方は入手してみてください。

本体、アダプター、書類一式、日本語マニュアル。
プチプチで包んでダンボールに入れて発送します。

本体の状態としてはトップパネルのシルク印刷がけっこうこすれています。スミマセン。
ラックにハメる際は１Uあけることをお勧めします。
代わりと言ってはなんですが紛失している個体も多いディスプレイの赤い透明パネルは残っています。

ついでに余談ですが電源スイッチは裏面にあります。
６枚目の画像の右下に「白い棒」みたいなのが確認できると思いますが、それをプチッと押す形になります。
以上の事情からラックにハメ込んでしまうとスイッチを押すのがとても困難だと理解してください。

カラー...パープル
種類...キーボード・シンセサイザー

商品の情報